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ロンドンの窓 (第1223回)

2012 2 22
子供の頃、湯船のなかで手を伸ばしてグー・パーを繰り返し、星飛雄馬のように砂を入れた一升瓶を紐で結わいて上げ下ろし。何故そんなことをしたのか今となっては確たる理由を思い出しませんが、手首や握力を鍛えました。素人の悲しさ、やりすぎて両手首を傷めたことも再三でした。

そんなわけで握力だけは一般よりかなり強く、クラスの体力測定で顔を真っ赤にして腕をぶるぶる震わせて握力計をグググッと握り締めると、周りの生徒たちがオオオッというのがすこし快感だったことを覚えています。

厚労省研究班が福岡県のある町で20年間に渡る追跡調査をしたところ、男女ともに握力の強い人ほど長生きの傾向があるという結果を発表しました。何となく嬉しくなる話です。心臓病や脳卒中といった循環器系の発症リスクは握力の弱い人の半分、その他の死因でも最も握力の強い組のリスクは最も弱い組に比べ7割も下がっていたとか。

とはいえ、研究班の代表者(九州大学の先生)の話「日常の運動状況が握力に反映されたと考えるのが自然で、握力だけ鍛えればよいと言うわけではない」を読み、湯船のグー・パーに砂の一升瓶で鍛えた握力だけでは体のトータルバランス改善とは無関係かと嬉しさも半分になりました。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/

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